「毎年必ず徳島県産『なると金時』の農家さんを訪ね、苗植えと芋ほりを体験させていただいています。農家さんと直接お話をすることで素材の大切さや育てる苦労を学べます」
「流行のお菓子はコンビニにお願いして、私はお客様に長く愛されるこの店ならではの味を大切にしていきたいんです。開店当時から変わっていないロングセラーの『おやつ』があるんですよ」
「お菓子作りで一番大切にしているのは“鮮度”です。素材の持ち味を最大限に生かした、自然のもの、地元ならではの食材を使ったお菓子作りを常に目指しています」
地元が誇る名水百選にも選ばれた水に、栄養価の高い押し麦。文化を守りつつ新しさを目指す和菓子屋さん「おおさかや 蔵はち」の地産地消の和菓子作りとは。
「地産地消の食材を使うことは特別なことではありません。香川県には、本当に優れた食材がいくつもあるので、それらを使って、地元らしいお菓子を作れたら嬉しいですね」
スタートは、なんとお寿司屋さんから。バターと卵をたっぷり使った看板商品「母恵夢」は、その名のとおり、お母さんのように優しい、懐かしい味でした。