「甘いですよ!新しい品種です。ハワイではパイナップル栽培が少なくなってきているので、もっともっと美味しいパイナップルを作って世界中の人に食べてもらいたいです」




アメリカ合衆国の最南端で太平洋のほぼ真ん中に位置する島、ハワイ諸島。一年中温暖な気候で過ごしやすく、素晴らしい大自然に囲まれたこの島には世界各国からたくさんの観光客が訪れます。観光地としての印象が強いハワイですが、実は農業や畜産も盛んで島全体の40%ほどが農地です。今回はハワイ産のパイナップルが主役です。ハワイでパイナップルの栽培が始まった経緯や栽培方法、そしてパイナップルを使って作った美味しいお菓子やお料理をご紹介します。




ハワイ産パイナップル栽培の始まり

ハワイでのパイナップル栽培は1990年頃から盛んになりました。農家はパイナップルをより一層美味しくしようと品種改良を重ね、その結果、ハワイのパイナップルは甘くて美味しいと世界中で有名になりました。一時は世界のパイナップルの75%以上がハワイ産だったほどの人気でした。人々はハワイを「パイナップルアイランド」と親しみを込めて呼ぶようになります。スーパーマーケットには山積みのパイナップルが売られていたり、コンビニエンスストアにもカットされた新鮮なパイナップルが並んでいたりと、いつでも手に取ることができます。また洋服やタオル、バックなどありとあらゆるものにパイナップル柄が施されているのもハワイならではです。



パイナップル畑には発見がいっぱい

みなさん、パイナップルの果実はどのようになるかご存知ですか?土の中?木の上?それとも地面から直接パイナップルの果実が生えるの?実はパイナップルは地面からにょきっと生えた丈夫な茎のてっぺんに果実がなるのです。パイナップルの栽培は種からではなく、パイナップルの王冠部分を畑に植えて、そこから茎が伸びて、また新しい果実が出来るのです。さて、それではパイナップルの植え付けから収穫までをご紹介します。





ハワイの赤土はパイナップル栽培にもってこい

ハワイでパイナップルを育てる畑の土は赤土です。ハワイのパイナップルは赤土で栽培されます。この赤土は、これは火山灰が腐敗して土の中で鉄分が酸化することで土が赤みを帯びるのです。パイナップルを育てるにはこの赤土が最適です。その土にパイナップルの王冠部分を一つひとつ人の手で植えていきます。広い畑に沢山のパイナップルの王冠部分がきれいに並んで植えられているのです。そして実がなるまで約20ヶ月、窒素と鉄分を配合した液体肥料をスプレーで吹付けながら大切に育てられます。果実の3割から5割くらいが黄色く色づいたら収穫時期です。手作業で一つひとつ大切に収穫して、機械に乗せてトラックに運びます。収穫したらまた新たな果実がなるまで今度は14ヶ月ほど育成します。パイナップルは常緑多年生植物(複数年に渡って葉や実をつける植物のこと)なので、4年から5年の間に2回から3回。また、10度以上の気温を保てる土地であればどのタイミングでも植え付けが出来る為、ハワイでは1年中新鮮な収穫したてのパイナップルが店頭に並べられています。



更なる美味しさを追求した品種改良

あるレストランで食後にパイナップルが運ばれてきました。注文していない旨を伝えると「これは新しい品種のパイナップルなんです。とにかく甘いから食べてみてください。ハワイではパイナップルの栽培が少しずつ少なくなっているので、もっともっと美味しいパイナップルを作って世界中の人に食べてもらいたいんです。私の父はパイナップルの栽培をしているんです。これは、サービスです」とオーナーの男性。「地元で穫れた自慢の美味しい果物をもっと沢山の人に味わってもらいたい」という気持ちは日本もハワイもそして世界中で共通なのですね。このレストランで頂いたパイナップルは本当に甘くて美味しかったのですが、品種名を聞き忘れてしまったのが心残りです。



ハワイ産パイナップルの焼き菓子

街中のグロサリーや、お菓子屋さんでよく見かけたお土産用のこちらの焼き菓子をご紹介します。しっとり焼き上げてある生地の中には煮詰めたパイナップルのフルーティーな甘みと程よい酸味のフィリングがたっぷりと入っています。甘みも程よくティータイムにぴったりなひと品です。






暑い時にぴったり!冷たいおやつ

色々な場所で多く見かけたのはパイナップルの冷たいおやつです。アイスクリーム、シャーベット、シェイクなど滞在中はたくさんの冷たいパイナップルおやつを楽しみました。パイナップル農園の近くで売られていたのはパイナップルのソフトクリームにたっぷりとフレッシュなパイナップルがトッピングされたもの。日本ではあまり見かけない大きな容器に入ったアメリカンサイズですが、果汁がいっぱいのさっぱりとした味のソフトクリームと冷たいフレッシュなパイナップルの組み合わせでとても食べやすく、ハワイの強い日差しの下ではペロリと平らげてしまいます。






日本ではあまり見かけない形

ドライフルーツにしたパイナップルを見つけました。輪切りにしたパイナップルがそのまま乾燥しています。量り売りでお好きな量だけ購入出来るスタイルです。パイナップルの旨みがぎゅっと濃縮された美味しさです。ヨーグルトやシリアル、サラダのトッピングなどにも最適です。






お肉とも相性ぴったり

パイナップルは酵素がたっぷり含まれておりお肉料理にも最適です。焼く前のお肉をパイナップルに漬け込むと柔らかくなりますし、お肉と一緒にいただくことで消化を促す作用もあります。今回はパイナップルが挟んであるハンバーガーをいただきました。近頃、日本でもパイナップルのトッピングがあるハンバーガーショップを多く見かけます。ガブリと頬張るとお肉の旨みとパイナップルの甘酸っぱさは相性抜群でした。美味しくて消化も良くする作用があるなんていいとこ取りですね。






ストローが刺さったパイナップル

街中でよく見かけたのがこちらのパイナップルにストローがささったもの。特殊な機械でパイナップルの中身をまるごとジュースにしてあります。ハワイでのイベントやお祭りでは定番なのだそうです。味はご想像通りで、まさにパイナップル!甘くて程よい酸味がありとっても美味しい!ビーチを眺めながら飲むパイナップル100%ジュースは最高に贅沢でした






世界にはまだまだ沢山の地産食材があります。

まちおやつプロジェクトの「おやつタイム」の「まちのきっちんから」では今までにも世界の美味しい地産素材やお菓子をご紹介してきました。これからも機会があれば世界の美味しい素材やお菓子をご紹介します。皆さんも世界の美味しい素材やお菓子の情報がありましたら是非Facebookからコメントをください。お待ちしています。

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