パティシエの仕事の素晴らしさを伝えていきたいです。厳しいことも辛いこともあるかもしれません。でもそんなことも吹き飛ぶくらいの喜びや幸せを感じられる職業です。

佐賀県にある洋菓子店ブルーシャンではオーナーシェフの青野 光治(あおの みつはる)さんが幼い頃から慣れ親しんだ福岡県産の八女玉露を使って作るこだわりのお菓子を多く取り揃えています。陽の当たる気持ちの良いカフェスペースでお話を伺いました。


お店は佐賀県にありますが、青野シェフが生まれ育った場所は福岡県八女市星野村のすぐ近くにあるといいます。星野村では品質の良い八女茶の栽培が有名な為、青野シェフは幼い頃から八女茶に慣れ親しんでいたそうです。特に玉露のおいしさは特別です。「母から教わった貴重な玉露の大切さ、お茶が火傷しないように温度に気をつけて淹れるお茶のおいしさを知っているので、お菓子にも温度に気をつけながら、お茶の風味を生かしています」。



八女茶のお菓子

青野シェフは八女茶の玉露は地元の宝物だと話します。特別な日、特別なお客様にと、特別な時には欠かせない八女茶の玉露。ブルーシャンではそのおいしさを多くのお客様に知っていただくために、八女茶の玉露のおいしさを生かした「日常で食べていただけるお菓子」を作っています。「幼い頃からずっと、母から言われてきた八女茶の玉露は大切なお茶だという事と、おいしく頂くための扱い方」が当たり前のように身についています。とシェフは話します。



八女茶の色がきれいなマカロン

まずご紹介するのはブルーシャンの人気商品であるマカロンです。八女茶の特徴であるきれいな緑色がマカロン特有の可愛らしさを際立たせています。



マカロン 1個 160円(税込み)



八女茶のほのかな苦味がおいしい

口に入れた瞬間に八女茶の風味が広がる甘さ控えめのブールドネージュ「はんなり抹茶クッキー」。口の中でほろほろほどける食感で、人気のひと品です。



はんなり抹茶クッキー 1袋4個入り 180円(税込み)

 

鮮やかな緑色のトッピングが華やかです

生菓子では八女茶のティラミス「筑紫の咏(つくしのうた)」が人気です。マスカルポーネのさっぱりとしたティラミスに香り高い八女茶の相性はぴったりです。カップに入っている事で食べやすく、テイクアウトをしても崩れにくいのでお土産にも最適です。



筑紫の咏 1個 410円(税込み)



みんなでワイワイ食べるならこちら

ロールケーキの「弥生ロール(抹茶)」は定番の人気商品です。切り分けてみんなでおいしさを分け合えるのは嬉しいですね。中のクリームには小豆が入っています。抹茶と小豆とクリームは期待を裏切らない想像通りのおいしさです。

弥生ロール 1本 820円(税込み)



ルーシャンで1番人気のケーキ

「ロッホ・ローモンド」は鮮やかな苺がたっぷりとのったケーキです。その華やかさはショーケースの中でも際立ちます。ザクザクとしたタルトとしっとりとしたアーモンド生地、そして優しい甘さのカスタードのババロアの上には苺がたっぷりと贅沢に飾ってあります。



ロッホ・ローモンド 1個390円



接客を大切にしています

青野シェフはお客様とコミュニケーションをとりたいという理由で販売の仕事をするため店頭に立つことも多くあるといいます。「お客様からの意見を大切にしています。『もう少し甘さ控えめのほうがいいな』と言われれば配合を見直してみたり。当店くらいの規模のお店はお客様の声が直接作り手に届くので、お客様に喜んでいただいていると思っています。私もみなさんに良い意見はもちろん悪い意見も言っていただけるのでありがたいです」。こうしてコミュニケーションをとる中で最近、シェフにとってうれしかったことがありました。「閉店間際に日本語を話せない外国人のお客様が二人いらっしゃいました。いちごのタルトをカフェスペースで食べたあと一生懸命、身振り手振りで私においしかったと伝えてくださったんです」、おいしいと言っていただけてうれしかったシェフはお礼を込めて残ったパイを二つ包んでお土産用にプレゼントしたのだそうです。すると翌日、店の前の植え込みにお手紙が置かれていたのだとか。「インターネットで日本語を調べて書いてくれたのでしょう。『あなたの作ったお菓子に感動しました。とってもおいしかった、ありがとう』とメッセージがありました。とってもうれしかったです」と青野シェフ。普段からコミュニケーションを大切にしていたからこその素敵な出来事ですね。



ケーキの名前

青野シェフは学生のころから社会人になっても数年にわたりコーラス部に所属していました。今でも音楽は身近な存在です。「当店のケーキはすべて季節だったり、素材だったりでイメージされる音楽の名前が付いているんです。ムーンリバー、ムーランルージュ、アニー・ローリーとか。ケーキの名前でも楽しんでいただきたいです」と青野シェフ。歌の名前でケーキを選んだり、ケーキの名前についた音楽を聴きながらケーキを味わったりするのも素敵ですね。



今後の課題

青野シェフは厚生労働省のものづくりマイスターとして学校でお菓子作りの講師をしています。これからの洋菓子業界を担うパティシエになるかもしれない学生の皆さんと接する中で感じている事があるそうです。「一時期パティシエはとても華やかなイメージで人気の職業でした。でも今ではとても厳しく辛い職業という印象が強いようです。パティシエになりたいけれど、辛い仕事だからと夢を諦めてしまう人も少なくないようです。そんな人にパティシエの仕事の素晴らしさを伝えていきたいです。厳しいことも辛いこともあるかもしれません。でもそんなことも吹き飛んでしまうくらいの喜びや幸せを感じられる職業です」。青野シェフから技術だけでない様々な事を学んだ学生の皆さんが今後素晴らしいパティシエになり、私たちを幸せな気持ちにするお菓子を作ってくれることでしょう。

 

 


(取材・文 まちおやつプロジェクトメンバー)


 

 

テーマパティシエール ブルーシャン
住所 佐賀県鳥栖市弥生が丘6-103
電話 0942-87-9415
FAX 0942-87-9417
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
駐車場
イートイン
お取り寄せ お電話にてお問い合わせください。
ホームページ

https://www.bleu-champs.com/

 

 

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