「那珂マドレーヌは、メープルシュガーの甘い香りが特徴です。小さい頃に食べた、おやつのホットケーキのイメージですね。懐かしい味わいに、ホッと一息ついてもらえれば」



「お客さんに『おいしかったよ!』『またお願い!』と言われ、本当にありがたく思っています」

木目を生かしたナチュラルな内装が心地よい、福岡県・福岡市のエスペランス。右田和弘(みぎた かずひろ)オーナーシェフを中心に、地産食材を積極的に使って、スタッフ6人で協力し合ってお菓子作りに励んでいます。
地元で30年ほど営業を続ける老舗洋菓子店エスペランスでは、料理好きが高じて、料理人の道を目指そうとしていた右田シェフがオーナーになってから12年が経ちます。

そんなシェフが人生で初めて作ったお菓子は「ホットケーキ」とのこと。小学校低学年の頃に市販されている普通のホットケーキミックスで作ったそうで、そのころは「大きくなったらケーキ屋さんになろう」とは少しも思っていなかったそうです。

ケーキ屋さんになってみて、右田シェフは「お客さんに、『おいしかったよ!』『またお願い!』と言っていただき、本当にありがたく思っています。お菓子を作っていてよかったな、と思う瞬間ですね。また、お客様からの感想をスタッフで共有する時も、チームみんなで協力し合って作り上げた分、嬉しい気持ちが共感できて喜びもひとしおです」とお話しくださいました。




築上郡(福岡県)で放し飼いのニワトリが生む卵、「かぐやひめ」を使った「こだわりたまごのとろけるぷりん」

右田シェフおススメの、地産食材を使ったお菓子をご紹介しましょう。はじめは、何と言っても「こだわりたまごのとろけるぷりん」です。地元の福岡県・築上郡にある築上鶏卵株式会社の卵「かぐやひめ」を使っています。この卵、卵自体に、甘みやコクがあるそうです。というのも、動物好きの築上鶏卵の社長が、「自分がニワトリだったら…」とニワトリの快適さを求めて屋外のイチジク畑に運動場まで作り、元気いっぱいに育てているからとか。おいしい卵になるように、エサも普通の配合飼料の他に海藻や野菜もプラスしています。

そのこだわりの卵を使って、卵のコクをしっかり生かした、トロトロ食感の柔らかい「こだわりたまごのとろけるぷりん」に仕上げました。このプリンは、スプーンですくうと、口の中一杯においしさが広がった後、スーッと溶けてなくなってしまいます。底に敷いたカラメルソースは定番の味わいで、トロトロプリンの新食感と絶妙なマッチングです。



「こだわりたまごのとろけるぷりん」(税込み)190円



那珂マドレーヌは、メープルシュガーを使ってしっとりと

エスペランスで人気の商品といえば、那珂マドレーヌ。お店がある博多区の“那珂”(なか)という地名にちなんで名付けたそうです。
「那珂マドレーヌは、メープルシュガーの甘い香りが特徴です。小さい頃に食べた、おやつのホットケーキのイメージですね。原点回帰とでも言いましょうか。お客さんが、おやつにホットケーキを作ったり食べたりした思い出の風景。懐かしい味わいに、ホッと一息入れてもらえればという気持ちがあって、この味になりました。暖かい、ほっこりするようなおやつになればと思います」と右田シェフ。

那珂マドレーヌは、ふわふわで、しかもしっとりしている食感も人気とか。メープルシュガーの香りのふわふわマドレーヌ、ぜひ一度お試しください。



那珂マドレーヌ160円(税込み)



地産食材を使ったコンフィチュールは、フレンチのテイストです

エスペランスのコンフィチュールは、地元福岡の地産食材を使っています。「イチゴ」はあまおうで、奥深い味わいはリキュールが入っているせいでしょうか。マーマレードの「能古島産甘夏黒胡椒入り」コンフィチュールは、黒胡椒の他にスピリッツの一種、ジンも入っていて、繊細な味わいです。甘夏の、果皮のかすかな苦みや果肉のフレッシュなツブツブ感が合いまって、爽やかなおいしさになっています。
右田シェフは、「『能古島産甘夏黒胡椒入り』コンフィチュールは、サラダやヨーグルト、パンにも使えることを目指しています。サラダに合うように、胡椒を隠し味にしたところがポイントでしょうか。ご家庭でサラダを食べる際に、ポン酢やレモンなど、柑橘系のものをドレッシング代わりに使いますよね。このコンフィチュールも、そんな使い方のイメージを提案しているところです。コンフィチュールと、岩塩や醤油でサラダを楽しめるような作りにしているんです」と説明してくださいました。

マーマレード味のコンフィチュールを、オリーブオイルと共に鶏むね肉とレタスのサラダに使ってみては、といったように右田シェフのご提案は尽きません。



コンフィチュール1個540円(税込み)



繊細なやわらかさから店頭販売限定の「こだわりたまごのとろけるぷりん」、お土産に大人気のどこか懐かしい「那珂マドレーヌ」、さらには新提案のフレンチテイストの「コンフィチュール」など、何度も訪れたくなるような魅力的な商品がいっぱいのエスペランス。

お近くへお越しの際は、ぜひのぞいてみてください。




(取材・文:大倉愛子)

 

 

店名 Esperances(エスぺランス)
住所 福岡県福岡市博多区竹下7-29 グランシャリオ竹下
最寄り駅 平成駅竹下駅から、197メートル
目印
電話 092-476-5930
営業時間 10:00 – 19:00
定休日 毎週火曜日
駐車場 あり 2台
ホームページ http://esperances-fukuoka.blogspot.jp/

 

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