「『霧島の大地より』は地元のおいしい素材を積極的に使おうという当店の取り組みなんです。『90年間もこの土地にお世話になったので地元へのお返しをしたい』と思い始めました。」

 

宮崎県都城市にある老舗のお菓子屋さん「お菓子の南香(おかしのなんこう)」。人気のお菓子屋さんで、店内には常にお客様が楽しそうにお菓子を選んでいます。

今日は三代目社長 遠武 弘蔵(とおたけ こうぞう)さんにお話を伺いました。

「この町は水がきれいで、そのおかげで農業や農産加工業が盛んな町です。うちはこの土地で116年やっています。昔は鹿児島藩領だったため、お祝い事や法事の伝統が色濃く残っていてうちのお菓子も使っていただいています。」店内には慶弔菓子もありますが、和菓子、洋生菓子、焼き菓子と種類豊富なお菓子がならびます。

「都城名物のこれがし(高麗菓子:餅米粉や米粉と砂糖、小豆のこし餡を混ぜ蒸したもの)や、落雁は昔からずっと変わらずに販売しており、昔からのお客様が懐かしがって買ってくださいます。最近では若い人にも買っていただけることが多く「ここの落雁はパサパサしていなくておいしい!」と喜ばれています。」と三代目。

昔から変わらない特別な製法と素材をしっかり吟味することが「お菓子の南香」の落雁のおいしさの秘密です。「お菓子の南香」では落雁だけでなく全てのお菓子にこだわりの製法と吟味された安全安心な素材を使っています。とくに地元で育ったおいしい地産素材を積極的に取り入れるようにしています。



驚くほど上品な味の栗きんとん

ひとつひとつ丁重に職人の手で絞り包まれた栗きんとん「霧乃栗金」は宮崎県都城市産の小粒で味の濃い栗をベースに数種類の栗をブレンドして作られている栗きんとんです。栗特有の自然な茶色がとってもきれいです。甘さ控えめで栗の味がしっかりと感じられる上品な味が特徴です。毎年新栗が採れた時期に作り始め、無くなるまでの期間限定品です。多くのお客様がこの「霧乃栗金」が販売することで秋の訪れを感じることでしょう。

霧乃栗金 2個入り×3箱 1,360円(税込み)



袋を開けると焼酎の香りがふわりと香ります。

宮崎県都城市の霧島酒造の本格焼酎である「霧島」を使用した「焼酎けーき」です。袋を開けると「霧島」の甘い香りがふわりと香ります。それもそのはず、ケーキにはたっぷりと「霧島」が染み込ませてあります。そのため焼き菓子には珍しくスプーンがついていて含まれたたっぷりの「霧島」とともに頂きます。深い味わいと豊かな香りに虜になる人が多くいるのも納得です。

焼酎けーき 6個入り 1,100円(税込み)



第25回全国姫路菓子大博覧会2008 名誉総裁賞受賞

「島津荘園」は島津発祥の地、都城にある国内最大規模の荘園(島津荘園)にちなんだ名前です。このお菓子は宮崎県都城市産の厳選素材の栗とバイオ茶を使って作った栗きんとんと自家製餡の小豆餡の高麗餅(これがし)を天然山芋と宮崎県都城市産米粉のかるかんで巻いて仕上げています。モチモチっとした食感、素材本来の味わいを生かした上品で優しい甘さが特徴です。

島津荘園 6個入り 1,060円(税込み)



こだわりの製法による独自の味わい

レモンケーキ「美人檸檬(べっぴんれもん)」は甘酸っぱいさわやかな檸檬の風味とふっくらとした生地が特徴です。4代目が納得する味になるまで何度も試作を繰り返して仕上がった商品です。ひとくち食べると昔からある「レモンケーキ」とは異なるまさにレモンをかじったかのような酸味が口いっぱいにひろがります。店内にあるポスターには女性二人が「美人檸檬」を食べて「え?生れもん?」と驚いている様子が写っています。たくさんのお客様はこのポスターの女性のように驚くこと間違えなしの新しいレモンケーキ「美人檸檬」です。



美人檸檬 5個入り 1,100円(税込み)



お店の取り組み「霧島の大地より」で地産素材を積極的に使っています

三代目の作務衣の胸元には「霧島の大地より」というロゴマークがあります。三代目に「霧島の大地より」のお話を伺いました。「『霧島の大地より』は地元のおいしい素材を積極的に使おうという当店の取り組みなんです。25年前にお店の90周年のお祝いをした時に『90年間もこの土地にお世話になったのだから地元へのお返しをしたい』と思い、まだ地産地消という言葉があまり知られていない時に始めました。」初めは焼酎でケーキを作ったそうです。都城市はおいしい水があり、さつまいもが豊富にとれる為焼酎の生産が盛んだそうです。「今では都城市産の焼酎以外にもお茶、いちご、栗、ゆず、バター、ほかにもたくさんの地元の素材を使っています。地元素材を多く使用していることを知ったお客様からは『素材がわかるのがうれしい』という事や『地元の素材で安心』という事を言っていただけます。」地元に戻ると必ず寄ってくださりお土産やご進物として地元素材のお菓子を買ってもらえるそうです。



地元への恩返しにボランティアも

「20年ほど前から毎年秋に40~50人ほど工場にご招待してケーキ作り体験をして頂いています。」と三代目。病気を患っている方や、養護施設にいらっしゃる方をご招待するそうで、ケーキ作り体験に参加されたご本人はもちろん、ご家族にも大変喜んでいただいているのだそうです。その他にもバレンタインにはチョコレートの重量当てのイベントをしたり、養護施設などにチョコレートをお配りしたりもしているそうです。三代目は「皆さんの喜んでくださる顔を見ると感動します。『お店を90年続けることができたこの土地の皆様に自分たちで恩返し出来ることはこういう事なんだ』と感じます。」と言っていました。



苦労も吹き飛ぶのはお客様に喜んでもらえた時

お菓子屋を営む家に生まれ、自然の成り行きで跡を継ぐことが決まっていた三代目は「苦労もあったけど、私は人に恵まれているし、お客様の喜びをみるとやっぱり幸せだと感じます。」といいます。まちおやつプロジェクトホームページを見ていただいている方に お伝えしたいことを聞いてみると「焼酎を使ったものやこの大地で育った素材で作ったお菓子を全国の方に食べていただきたいです。それがこの土地でやらせていただいてきた私の使命でもあります。」と言っていました。「お菓子の南香」の地元素材を使って作ったおいしいお菓子を私も自信をもって皆さんにお勧めします。





(取材・文 まちおやつプロジェクトメンバー)

 

店名 お菓子の南香
住所 宮崎県都城市甲斐元町1-26
電話 0986-22-4670
FAX 0986-22-7568
最寄駅 日豊本線 西都城駅
営業時間 8:30~20:00
定休日 不定休
駐車場 あり 10台
イートイン あり 10席
クレジットカード 不可
お取り寄せ 一部可 
お取り寄せ方法 HPまたはお電話にて
ホームページ、ブログ等 http://okashinonanko.com/

 

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