「子供にとって、“おやつ”はなくてはならないものです。安全な食材を使って、リーズナブルな価格で、お腹が一杯になって、幸せな気持ちになれるおやつを作りたい」

オーナーパティシエの川添さん。ご実家の昭和39年創業の和菓子屋さんを、平成11年に洋菓子店へ改装されました。



チータル人気は、シーガイア従業員から

宮崎県・宮崎市の洋菓子店、お菓子の浩屋さんイチオシおやつは、『チータル』です。『チータル』は、宮崎空港の人気お土産品でもあります。キャビンアテンダントさんの口コミで人気が広がっているそうです。
オーナーパティシエの川添さんにうかがうと「初めは、シーガイアリゾートの従業員さんが、お土産に販売していたチータルを気に入ってくださって。そこからお店でも“チータルありますか?”というお客様が増えました。宮崎の名産、日向夏(ひゅうがなつ)みかんの果汁を使っているのが特徴です。初めはお店でのみ販売していましたが、今は冷凍して全国にお届けできるようになりました」。

濃厚なチーズフィリングのタルトは、周りがサクサクで、中身がとろーり。ウットリするようなマッチングです。最後に日向夏の爽やかさで、お口の中がさっぱりします。
販売当初は店舗のみで扱っていました。というのも、時間が経つとタルトがどうしてもしっとりしてきてしまうからです。“どうしたら作り立ての理想形をキープできるか”頭をひねって出した結論が、冷凍でした。「半解凍の状態で食べていただくのもおいしいし、凍った状態でアイスクリームのように召し上がる方もいらして、それぞれのスタイルで楽しんでいただいています」と川添さん。

 

 

 

チータル 180円(税込み) 地元から人気が広がっているチータルは、パッケージも5種類の可愛いぼうやです。宮崎特産の日向夏果汁を使用しています。
チータル5個箱入り 1,000円(税込み)、10個箱入り 2,000円(税込み)




宮崎名産の、日向夏みかん

チータルの爽やかな後味は、日向夏みかんの香りです。日向夏は、優しい甘酸っぱさが特徴で、お菓子作りに最適だそうです。地元では、厚い白い甘皮の部分を残し、表皮を包丁でむいて食べるそうです。
宮崎では、甘皮にお醤油をちょっとだけ付けたり、お砂糖をふりかけたり、家によって食べ方はいろいろだそうで、なくてはならない地元の味です。白い甘皮の部分は、食物繊維やポリフェノールの一種が含まれ、体に優しい果物です。

 

 

ふわたま 108円(税込み) ふわたまは、日向夏味と写真のマンゴー味が。一口目からそれぞれのフレーバーがお口いっぱいに広がり、クリームとの相性バツグンです。



小さなお子さんが手軽に買えるおやつを目指して

オーナーパティシエの川添さん、小学生のころは、チームを県大会に初出場させるほどのピッチャーで、4番打者。押しも押されもせぬエースで、その頃からリーダーシップを発揮されていたそうです。
「自分でも、サラリーマンよりは、社長型かと子供心に思っていました。中学で陸上の大会に出たら大会新記録で優勝して。高校卒業時に陸上で大学へ行くよりは、と製菓学校へ進学しました」と川添さん。

パティシエになったのは、ご両親が和菓子屋さんでお菓子に縁があったから。感覚的に和菓子より洋菓子がしっくりきて、パティシエへの道を選ばれたそうです。

川添さんは「ケーキなどの洋菓子は、子供が一人で買いに来るには、少しハードルが高いですが、子供にとって、“おやつ”はなくてはならないものです。安全な食材を使って、リーズナブルな価格で、お腹が一杯になって、幸せな気持ちになれるおやつを作りたいですね。専門の技術者の腕の見せ所です」と話してくださいました。
そんな川添さん、東京で7年修業のあと、ご実家を継がれます。当初は和菓子と洋菓子半分ずつ販売されていたそうです。子供でも手軽に買えるおやつは……と最初に販売したのが「バナナオムレット」でした。

単価を安く提供できるので、お試しに、と店頭へ。これがことのほか好評で、「さすが東京の専門店で修業しただけある」と評判に。後々の商品開発のヒントになりました。

 

 

ミルクスフレ

 

 

“遊び心”が新製品に

「社長業を20年やっていますが、今でもお菓子作りの方が楽しくて、新製品をドンドン出しています。新しいクリーム食材を工夫したのですが、チョコレートの味が際立つ、口どけがトロッと素晴らしい『ミルクスフレ』になりました」と川添さん。

新製品開発のインスピレーションはどこから? とうかがうと、見る物聞くもの、すべてがお菓子に結び付くそうです。先日も、大阪で物産展をやったら、来るお客様がヒョウ柄のセーターを着た方ばかりだったそうです。 “おお!”とひらめいて、ヒョウ柄のコーヒー味ロールケーキを作った、と笑って話してくださいました。

「お菓子は、遊び心で作ると、楽しくておいしいものができるような気がしています。よそにない、お菓子の浩屋ならではのお菓子を作り続けていきたいですね」と川添さん。

 

 

チーズまんじゅう 108円(税込み) フィリングのしっかりしたチーズ味と、宮崎特産のかんしょを使ったしっとりした皮のコラボレーションが、見事なおいしさです。

 

 

高級マンゴーもお菓子で

地産地消では、宮崎特産の日向夏やマンゴーを使って、宮崎だからできるおいしさを紹介していきたいという思いが強いそうです。『ふわたま』は、日向夏味とマンゴー味があり、それぞれ果汁を使ってフレーバーを表現しています。チーズまんじゅうは、宮崎銘菓です。アンのコクのあるチーズがおいしいのですが、浩屋のチーズまんじゅうは、皮に宮崎産のかんしょ(サツマイモ)を使い、しっとりした独特の風味を出して好評です。

宮崎といえは、東国原知事の時代に『完熟マンゴー』は高級果物として有名になりました。1個が5千円~1万円もして、普段の食卓には上りづらい価格です。地元の人の口にはなかなか入りません。

川添さんは「そこで、つてを頼って形がちょっと規格外など、“味は最高級品と同じB級品”を仕入れ、おやつやケーキに使って味わっていただいています。ケーキにのせれば、リーズナブルな価格で地元のみなさんに楽しんでもらえるからです。

お客様に『宮崎のマンゴーは、おいしいね』と喜ばれ、ケーキと地産のマンゴーを共に味わっていただけて、作る私達も喜びが2倍です。これからも、宮崎だからこそのおいしさを出していきたいと思います」と地産地消への想いを話してくださいました

 

(取材・文:大倉愛子)


 

可愛いディスプレイの店内。宝石のような生ケーキの種類も豊富で、見ているだけで幸せな気分になります。

 

店名 お菓子の浩屋
住所 宮崎県宮崎市松橋 2丁目9-24
電話 0985-23-5080
FAX 0985-31-7161
最寄駅 宮崎駅
目印
営業時間 10:00-20:00
定休日 不定休
駐車場 あり 5台
イートイン なし
クレジットカード 不可    
お取り寄せ
お取り寄せ方法 チータルのみFAX申し込み, 代金引換と銀行振込
ホームページ、ブログ等 なし

 

Submit to FacebookSubmit to Twitter