東京都・目黒区の洋菓子店「Sweets さつき」のイチオシおやつは、『あしたばSOYロール』。爽やかな緑色のロールケーキです。“あしたば”は、実は東京都の隠れた名産品なのです。

オーナーパティシェの小林さん。東京都・目黒区の碑文谷でお父さんのお店の場所を受け継ぎました。

 

東京都名産、『あしたば』のSOYロール

「あしたば」って、聞いたことがありますか? 「あしたば(明日葉)」は、八丈島などの伊豆諸島や、房総半島南地域に自生する小ぶりのヤツデのような形で、しなやかな葉をもつ植物。“今日摘むと、明日には別の葉がでる”くらい成長が早いことからこの名前だとか。伊豆諸島は東京都なので、「あしたば」は東京都の名産品です。

この「あしたば」、おいしいだけではなく、野菜としての栄養価も高いそうです。「Sweets さつき」のショーケースにも、「代謝の促進、血液サラサラ、食物繊維がケールよりも多い」など、健康に良い効果が紹介されていました。

Sweets さつき のイチオシおやつは、あしたばSOYロールです。「あしたば」の粉を使ったスポンジはモチモチで、クリームは、ほわっと溶ける軽い口当たり。軽い食感ながらお菓子を食べた満足感もあり、幸せなおやつタイムをお届けします。
 

 

あしたばSOYロール 398円(税込み)

 

 

家族で作る体に優しい“おやつ”

Sweets さつき のオーナーパティシエは、小林雅之さん。子供の頃から東京都・目黒区の碑文谷にお住まいです。最初の修業先は東京・代官山の『マダム・トキ』で、本格フレンチのスイーツ修業をします。その後、料理の修業も積み、29歳で Sweets さつき をオープンしました。

店名は、お父さんとお母さんが営んでいたお弁当屋さん“さつき屋”から。お店の場所をご両親から受け継いで、オープンしたのも五月晴れの5月5日でした。シンボルマークのきれいな緑の双葉は、「夫婦二人で、これから若葉のように伸びたい」との想いを込めたものだそうです。

 

 

 

お姉さんのご縁で出会った八丈島の「あしたば」

オープンから8年目の2016年10月、Sweets さつき は改装リニューアルオープンしました。八丈島から小林さんのお姉さんと姪っ子さんが参加してくれることになったのです。作り手が増えたことで作業場を広げ、メニューのバリエーションも増やすことができました。お姉さんのご縁で何度か訪れた八丈島。そこで出会ったのが「あしたば」だったのです。あしたばを使ったスイーツを工夫してできたのが、あしたばSOYロールです。

創意工夫にあふれる小林さん。小学生のころに楽しみだったのは、お父さんが作ってくれる“食後のデザート”だったそうです。お父さんは、アイスクリームを出すにも缶詰のフルーツを添えて“ミニパフェ”にしたりする、ひと手間掛ける丁寧さ。小林さんの今に通じているのかもしれません。

小林さんは、「お菓子を作っていると、お客様のくつろぎのおやつタイムからお祝い事まで、こう言ったらおおげさになりますが、“人生の1ページ”に残るのがお菓子だと思っています。楽しい思い出においしさを添えられたら」とおやつにかける想いを話してくださいました。

 

 

 

“100%米粉”のおやつができるまで

Sweets さつき のお菓子は、100%米粉でできています。「初めは素材メーカーさんが『面白い粉が出ていますよ』と教えてくれて。使ってみたら、いろいろなバリエーションができてオイシイ。小麦粉と半々で使い始め、今では3種類の米粉をお菓子によって使い分けています。サクサク感ならこの粉、もっちりならこれと」

「特に“グルテンフリー”を狙ったわけではないのですが、小麦粉アレルギーの人に感謝されることもありますね」と小林さん。
ショーケースを覗くと、お菓子ごとに使っているメイン素材が表示されていました。アレルギーのある人には、安心して購入できる工夫がうれしいですね。

それにしても全部米粉とは、レシピが大変では?と伺うと、「ケーキ類は何とかすぐにできるようになりましたが、焼き菓子は難しかったです! さんざん苦労した甲斐があって、今では焼き菓子の方が得意なくらいになりました」と小林さん。Sweets さつき の焼き菓子は、オリジナルレシピの結実ですね。

その焼き菓子の『もなかサブレ~八丈島産島のり~』は、びっくりする程ホロホロ食感のサブレ生地をモナカの皮がサクサクサポート。そのお味は、予想を裏切る海の香りです。ノリにはうまみ成分が豊富といわれていますが、緑茶や日本酒にも合いそうな、飛び切りオイシイ!焼き菓子になっています。焼きドーナッツもダックワーズ仕立てで、新食感。ほわほわです。お得意とおっしゃるのも納得ですね

 

 

もなかサブレ~八丈島産島のり~ 163円(税込み)

 

ドーナッツ~ダックワーズ仕立て~ 243円(税込み)

 

 

Sweets さつき のシュークリームはオーダーメイド仕上げ

一番人気のシュークリームは、注文時にカスタード・生クリーム・チョコなど6種類あるクリームを選ぶことができ、その場で詰めてもらえます。人気の秘密は、好みを存分に聞いてもらえる“オーダーメイド感”。そして、手に持つと“ずっしり”感じるほど充実したクリーム量です。そのクリーム、二つに切っても空洞がどこにも見当たらないほどシュー皮にぎっしり詰まっています。

こだわりのおやつが並ぶ Sweets さつき では、嬉しいサービスをご提供中です。“グリーンディ”サービスといって、お誕生日の前日に来店したお客様へ焼き菓子をプレゼントしています。

「誕生日は祝ってもらえる日だと思うのですが、その前に、家族に感謝を伝えられたら」と小林さん。取材中に来店した女子高生が、グリーンディのプレゼントを大切そうに持ち帰るほほえましいひとこまが。お母さんへプレゼントしたら、喜ばれますね!

 

 

シュークリーム 263円(税込み)

 

 

家族で作る、地産地消おやつ

お姉さんのご縁で使い始めた八丈島の「あしたば」や島のりですが、「体に良いもの、おいしいものを地産地消おやつで使えるのは楽しいですね。東京といっても八丈島はちょっと遠いので、埋もれている良いものがあったら、どんどん伝えたいと思います」と小林さんは話してくださいました。

住宅街の小さなケーキ屋さん Sweets さつき では、米粉100%のお菓子作りの取り組みで、グルテンフリーのおやつを実現しています。体に優しい先進的な取り組みで食品アレルギーにも配慮したお菓子作りをされていますが、“おいしいおやつを作っていたら、こうなりました(笑)”と自然体です。Sweetsさつきのお菓子が、家族のくつろぎの時間や記念日で、たくさんの笑顔に囲まれる場面が目に浮かびますね。お近くへお越しの際は、一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 

(取材・文:大倉愛子)

 



「私達がSweetsさつきのお菓子をつくっています」

 

 

店名 Sweets さつき
住所 東京都目黒区碑文谷1‐21‐14 
電話・FAX 03-3760-0478
最寄駅

東急東横線 学芸大学駅、JR目黒駅から東急バス
※バス停「サレジオ教会」徒歩3分

目印 サレジオ教会
営業時間 10:00~19:00
定休日 水曜日・木曜日(バースデーケーキご用意致します。要予約)
駐車場 なし
イートイン なし
クレジットカード なし
お取り寄せ 一部可能
お取り寄せ方法 ホームページのお問い合わせ経由でメールで依頼、銀行振り込み
ホームページ、ブログ等 http://sweets-satsuki.com/

 

 

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