地産地消の希少な味“朝採りイチジク”を使った生ケーキが自慢。「なにより大粒でジューシー。イチジク本来のおいしさを活かして、できるだけシンプルに仕上げました」




京都府・小倉駅のほど近くにある、老舗洋菓子店。「すぎむら洋菓子店」に、地産地消のお菓子を求めて訪ねました。

京都は近鉄京都線の小倉駅の近くに、昔ながらのケーキ屋さんがあります。その名は「すぎむら洋菓子店」。シェフの川端さんにお話を伺いました。早速ですが、こちらのお店は、創業何年ほどになるのでしょうか。
「70年ほどじゃないかと思います。私が勤めてからは40年ほどになりますかね」。川端さんは、どういう経緯で「すぎむら洋菓子店」に勤められることになったのでしょうか?
「大学時代、琵琶湖でヨットに乗っていたんです。それで、ここでアルバイトをしていて。そのまま製菓の面白さにのめり込んで、今日に至っているというわけです」。そういって川端さんは笑います。
店内のショーケースには旬のフルーツを使ったもの、チョコレート系、チーズ、モンブランなど、とりどりのケーキがずらりと並んでいます。

 

 

朝採りの城陽産イチジクを使った、季節限定のケーキ。フレッシュな甘さと香りが口いっぱいに広がります。

旬のフルーツを使ったケーキや焼き菓子が豊富な「すぎむら洋菓子店」。8月中旬から10月の終わりくらいまで楽しめるのが、イチジクのケーキです。
「京都のブランドでもある城陽市産のイチジクを使っています。濃厚な甘さとさわやかな風味が特長で、地元の自慢の味です」
そのイチジクをできるだけ新鮮なうちに食べてもらいたいと生まれた一品。スポンジ、生クリームと合わせ、イチジクは加工せずフレッシュなままサンド。上にもカットしたイチジクがたっぷりとのっています。
「一切れのタルトにイチジクを1個半くらいは使っていると思います。城陽産のイチジクは大粒なので食べごたえも十分。何よりイチジクが新鮮で、嫌味のない甘さと香りがクリームによく合いますよ」
このイチジクは、朝採りということも重要なことなのだそう。それは、なぜなのでしょうか。
「完熟したイチジクはとてもデリケートなので、長時間や長距離の輸送には向かないのです。だから、朝のうちに採って、そのおいしさを逃さないうちにケーキにしています」
城陽のイチジクは、希少なうえに繊細だからこそ、地産地消が実現しているのではと川端さん。みずみずしくて芳醇な香りと大きな実は、何よりのごちそうです。
今年は残念ながらイチジクの時期が終わってしまったため、また来年のお楽しみですが、旬の季節にはぜひ味わいたい「すぎむら洋菓子店」自慢の味です。


 

イチジクのケーキ 410円(税込み)



香り高く風味のよい宇治抹茶を用いた、お店の看板商品。「麻呂」は、京都らしい、上品で繊細な味わいの焼き菓子でした。

「すぎむら洋菓子店」は、生ケーキ以外に焼き菓子の種類も豊富にあります。その焼き菓子の定番商品の一つに、麻呂(まろ)というお菓子があります。こちらは、いわゆる抹茶のラングドシャ。抹茶を混ぜ込んだ薄焼きのクッキー生地に、抹茶のメレンゲをはさんでいます。
「これは先々代からの商品で、昔から京都の老舗「丸久小山園」さんの抹茶を使用しています。抹茶の鮮やかな緑色と風味を残して焼いている自信作です」。その名の通り、きれいな色が目を、抹茶の上品な香りが舌を楽しませてくれます。内閣総理大臣賞も受賞したという逸品。繊細な味わいにファンが多く、1ヶ月と日持ちがするため、遠方からの取り寄せも少なくないそう。
今でこそ抹茶のお菓子は定番ですが、「すぎむら洋菓子店」では、その昔、抹茶のカステラを初めて販売したこともあり、抹茶のお菓子の先駆け的存在だったそう。
「その当時、ラジオやテレビなどでも取材されたりして、古都とヨーロッパの融合などといわれていたそうですよ」

 

麻呂 6枚入り 540円(税込み)。 ほかに、12枚入り、24枚入りも。地方発送も可能(注文方法は電話で)

 


今までも、これからも。いつでも気軽に立ち寄りたくなる、地元のみんなに愛される “町のお菓子屋さん”。

地元産のフルーツや宇治の抹茶など、地産地消の食材を織り交ぜたケーキを展開する「すぎむら洋菓子店」。お店には40席ほどの喫茶スペースがあり、平日にはスーパー帰りの奥さまや、息抜きに訪れたサラリーマン、休日には家族連れと、いつでも賑わっています。
「ちょっと甘いものでも食べようか、というときに、ひいきにしてもらっています。季節限定の大きなメロンを丸ごと食べられる“メロンボール”や、土・日20食限定の大きな“王様のシュークリーム”なども好評いただいていますよ」
地元の人たちが足繁く通う老舗洋菓子店。「すぎむら洋菓子店」は、地元愛に溢れた、れっきとした“町のお菓子屋さん”でした。

 

店名 すぎむら洋菓子店
住所 京都府宇治市小倉町神楽田21-1
電話・FAX 0774-24-2468
最寄駅 近鉄京都線・小倉駅
目印 小倉駅1番出口から徒歩150m
営業時間 10:00~21:00
定休日 無休
駐車場 あり 3台
イートイン あり 約40席
クレジットカード 不可
お取り寄せ 一部可
お取り寄せ方法 電話
ホームページ、ブログ等

なし

 

 

 

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